生薬漢方薬剤師

漢方薬剤師の資格

最近は従来の医薬品に加えて、総合病院やクリニックにおいても漢方を処方する所が増えてきました。

 

全体医療や、東洋医学と西洋医学の融合といったテーマは常に一定の盛り上がりを見せています。

 

その流れから、若い薬剤師や薬学部生の中にも漢方に興味を持っている人は多いようです。

 

漢方の世界とは言え、医療行為に従事するのですから資格は必要です。

 

漢方医ならば、医師国家試験に合格しなければいけません。

 

漢方薬剤師も通常の薬剤師と同様に、6年制の薬学部を卒業し薬剤師国家試験に受かって初めて名乗ることができます。

 

癌や外傷のように漢方の範疇外で、外科的な措置が必要な疾病を見分けなければならないからです。

 

ただ逆に、通常の医学部や薬学部で学べる漢方の知識は、それほど深いものでもないようです。

 

そのため学生のうちから漢方に興味のあった人は、大学で西洋医学中心に学ぶ一方、著名な漢方医や漢方薬剤師のセミナーなどに出かけ、直接教えを乞うことも多いようです。

経験を積んで独立をする

師匠となった人の漢方薬局で雇ってもらい、5〜10年の修行期間を経て独立する例も少なくありません。

 

あるいは、新卒で通常の調剤薬局や病院に勤務し、あえてスタンダードな西洋医学の経験を積む人もいます。

 

まずは現場で使用される新薬の基本を学んだ上で、30歳を過ぎてから漢方の先達に師事し、幅広い経験を武器に活躍しようという考えです。

 

もともと漢方薬剤師は、通常の薬剤師と比べて求人が多いわけではありません。

 

よくドラッグストア等で漢方薬が市販されていますが、あちらは処方箋以外の漢方医薬品で、登録販売者であれば購入させることができるものです。

 

漢方薬剤師になれば、処方箋の対象となる漢方を調合し、患者に提供することができます。

 

医師の処方箋が無くとも、患者の症状を聞いて生薬をブレンドし販売することも可能です。

 

そのような場面を考えると、やはり現代医学まできちんと学んだ漢方薬剤師の方が、活動の場を広く持つことができるでしょう。